2014年06月14日

高齢化率が豊田市No.1の旭が誇る「これからの老い」 ぬくもりの里 やさしい美術作戦

福祉施設と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか? お年寄りになって介護状態になったら行くところ?家族のかわりに面倒をみてもらうところ?お年寄りばかりの暗い施設?

少なからず僕もそういうイメージを持っていました。

「ぬくもりの里」旭地区にある豊田市社会福祉協議会の管理する福祉施設です。先日、ぬくもりの里で行われているやさしい美術委員会の委員を仰せつかり、実は、はじめて施設を訪れました。

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入ってみると、とても雰囲気のいい空間。

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この特大の絵は、どこか有名な画家さんが書いた。。。わけではなく、旭の子どもたちがお年寄りと一緒に自由に描いた、「おおきくてながーい絵」 1.5m×25mもある。

施設の青木支所長が4年前に赴任したときに利用者のかたから聞いた「ここへ来るようになったら、おしまい」という言葉に愕然として、「誰もがお世話になる施設、地域の中でもっと身近な存在にしたい。」ということで、名古屋造形大学の高橋教授と連携して、「やさしい美術作戦」がはじめられたそうです。

その中で計画された、アートプロジェクト「みんなの家」

コンセプトは、
−「老い」をオープンに−
・皆で1つのものを。
・誰もが参加できる。
・誰もが入っていける。
・入るきっかけや理由がある。
・たえず変化し続ける。

委員会 というと何やら堅苦しい感じの会議ですが、ぼくは、青木支所長、高橋先生、施設職員のかた、プロジェクトに携わっているかたがたのお話を聞きながら、とてもワクワクしました。こんな最先端の取り組みをこの旭地区でやられていたんだと。

旭地区は、豊田市で最も高齢化率の高い地域、26年4月時点で42%を越えています。でも、元気いっぱいのお年寄りがこの地域を支えています。「地域のお年寄りのようにいつまでも元気で動いていたい。」それが僕がこの地域で魅力を感じることの一つ。
そのためには、まわりの自然と対峙しながら季節に応じていろいろなことをやってきたいし、自分や自分の家族の年齢に応じてあらゆることをやっていきたいし、年をとりながらでも変化をしながら続けていける仕事を創っていきたい。年をとってからこそ、みんなでシェアハウスでもつくって住めるようにもしたい。

その中で、「福祉施設がもっと子どもから、若いうちから、身近な存在で、すぐ隣にあったら。」 年をとってからの暮らしかたがどんなに明るいものになるだろうか、子どもたちや若者にとってどんなに希望のもてることであり学びの多い時間だろうか、どんなに暮らしやすい地域になるだろうか、そう感じさせてくれるプロジェクトです。

職員のかたの声「利用者の人の雰囲気がかわってきた、それに伴って、職員の雰囲気がかわってきた。」と。ぬくもりの里に務めている方は、旭地域のかたが多い。当然お給料をもらう仕事ではあるけれど、もっと身近な人の関わりとして心を込めてシゴトをされているかたばかりだそう。あったかいですね。

ぬくもりの里 と やさしい美術作戦の今後に期待です!ぼくもいろいろと関わっていきたい。

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さまざまな作品が飾られています。

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殺風景だったトイレやお風呂場の壁には、利用者のかたが身に着けていた服やカバンのデザインを取り出して、ペイント。

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森をつくる折り紙 Morigami 訪れた人が増やしていきます。

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高橋先生と学生のみなさん。森に住む生き物をイメージして、擬音語や擬態語を習字で表現したそう。面白い♪
posted by ASAHI at 07:00| Comment(1) | 旭の人たち・取り組みLINK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日13時30分より、矢作川流域圏市民会議「山部会・聞き書き山の担い手事例集」三年目の文集作りの、「取材に伺います」大森・沖・松井の三名です。よろしくお願い致します。
Posted by 松井 賢子(さとこ) at 2015年12月14日 10:00
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